年金の増額幅を抑えるマクロ経済スライドについて
参考 マクロ経済スライドとは 年金情報部
http://www.nenkinbox.com/archives/4760よく、「マクロ経済スライドによって年金が減額になる」と言われますが、正確には年金支給額の伸びを抑えるしくみです。
年金は物価や賃金の上昇に比例して増額になりますが、その増額を抑えるのがマクロ経済スライドです。これによって、実質的な年金額が目減りすることになります。
今後の見通し とりあえず「年金財政が均衡(安定)するまで」は年金額は減り続けます。
マクロ経済スライドについて 厚生労働省HP
第3回社会保障審議会年金部会 平 成 23 年 9 月 29 日 資料 7枚目など
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001q0wz-att/2r9852000001q122.pdf 賃金や物価について、ある程度の上昇局面にあるときは、完全にスライドの自動調整が適用され、給付の伸びが抑制される。
年金給付年齢の引き上げについて
今後の検討の進め方 厚生労働省年金局
第23回社会保障審議会年金部会 平成26年8月20日 資料 5ページ目など
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000054922.pdf上記資料より
マクロ経済スライドの見直し、短期労働者に対する被用者保険の適用拡大、高齢期の就労と年金受給の在り方、高所得者の年金給付の見直し
支給開始年齢引上げの検討
2025年までかけて厚生年金の支給開始年齢を引き上げている途上
生涯現役社会の実現を展望しつつ、高齢者の働き方と年金受給との組合せについて、他の先進諸国で取り組まれている改革のねらいや具体的な内容も考慮して議論を進めていくことが必要
雇用との接続や他の社会保障制度との整合性など、幅広い観点からの検討が必要となる